日焼けによる頭皮や髪への影響と予防策

スーパースカルプ発毛センター 川西池田店 発毛技能士の佐々木彩子です!

日焼けによる頭皮や髪への影響と抜け毛予防対策について!
太陽の光を浴びて健康的に過ごす事はとても良いのですが、太陽=日焼けの悩みはお顔やお肌だけではなく頭皮や髪にも影響を与えています。
今回は日焼けがどのように頭皮や髪によくないのか、また予防対策をお伝えいたします。今髪のお悩みを抱えている方の参考になると嬉しいです。

日焼けによる頭皮への影響は?

紫外線のダメージ

日焼けによる頭皮の影響をサロンでもお話をさせて頂く事が多いのですが、意外と日焼けが頭皮によくない事を意識されている方は、少ないなぁ~と実感しています。

女性の方はお顔のシミやシワの原因になるので、お顔の日焼け対策は万全!と言う方が多いと思いますが、髪に対してはお顔程に予防をされている方が少ないなと感じています。

更に男性の方になると大半の方が日焼け対策をされていない方が目立ちます。薄毛が心配…そんな人ほど、日差しが強くなる時期は是非ケアしてください。

お顔や体には日焼け止めを付けるけど髪や頭皮に日焼け止めを付ける人はごく少数だと思いますので今回は、日焼けすることで頭皮・髪に与える影響・対策をお伝えしますね。

目次

紫外線による皮膚のダメージ

日焼け止めをつけ忘れて一日中屋外にいた時、肌が真っ赤になってしまった事はありませんか?
その後も痒み、ヒリヒリ感、皮がめくれたり・・・。太陽の光によるダメージは、紫外線による刺激がほとんどで、強い日差しが肌に当たると皮膚のバリア機能が破壊されて炎症を引き起こす これが皮膚の炎症なのです。

頭皮の日焼けも同じく皮膚の炎症です。髪にも大きな影響を与えます。
炎症を起こした皮膚は毛根も傷つき元気な髪が育たなくなる・・・。それはとってもイヤですよね。

更に強い日差しを浴びると、紫外線から頭皮を守るために過剰な皮脂分泌が起り、毛穴に皮脂が詰まってしまい、脂漏性皮膚炎による脱毛を起こす原因にもなりかねません。

日焼けした頭皮はどうなる?

お顔と同じように頭皮も日焼けをすると赤くなり、日にちが経過すると茶褐色になってきます。なかなかご自分では見なえいと思いますがマイクロスコープで確認すると、このように頭皮の色の差が分かると思います。

日焼け=酸化です。頭皮が酸化すると毛穴の中も酸化しますので元気な髪を育てる環境でなないと言う事になります。

紫外線のダメージ

夏に日焼けした頭皮
頭皮の色が茶褐色に変色し、少し乾燥しています。

紫外線のダメージ

冬の頭皮 
日焼けをしていない頭皮は青白く見えます。

紫外線による髪へのダメージは頭皮の倍2~3倍

髪の日焼けを気にされた事はありますか?髪も日焼けするのです・・・。
太陽の光が直接あたる髪の毛。皮膚に与えられるダメージの2~3倍も大きな負荷が髪にかかと言われています。

【紫外線による髪のダメージ】
1 パサパサ髪
髪のキューティクルが剥がれてしまい、内部の水分や髪を構成するタンパク質も外に流出していまいます。髪の毛の水分が無くなり切れ毛、細毛も増えパサパサした状態になります。 キューティクルは一度壊れると元には戻らないので気をつけましょう。

2 髪の色が抜ける
髪に直接紫外線が当たると、髪のハリツヤを保つためのキューティクルが損傷しやすくなってしまいます。またそれだけでなく、髪に色を付けるメラニンが紫外線により分解され、いつもより色が抜けた明るい髪色へと変わってしまうのです。

また、夏は海やプールで髪が濡れた時は要注意!髪は水によって膨張しますので通常より耐久度が低下します。それだけではなく海水の塩分も付着していると日焼しやすくなっていますので日焼け対策を忘れないようにしましょう。

日焼けが抜け毛に繋がる理由

太陽の光に含まれる紫外線の影響
日焼け対策を行なわないまま太陽の光に長時間当たりすぎると、外線によって頭皮だけでなく毛根部分が損傷する危険があります。紫外線の影響がどのように抜け毛や薄毛を引き起こすのでしょうか。

太陽の光に含まれる3種類の紫外線があります

紫外線のダメージ

UVA
普段の生活で浴びている紫外線で室内にいてもガラス越しに浴びてしまうことがあります。
日焼けをすると黒くなり、表皮より奥の真皮にまでダメージを与えます。

UVB
オゾン層で吸収されなかった一部の紫外線。赤くなったり軽い火傷のような日焼けになります。
窓ガラスなどである程度カットできるが最近このUVBが増加することが問題視されています。

UVC
オゾン層で全て吸収されるため、地表までは届かない紫外線です。

特に!この中でもUVAが髪の毛の根本(毛根)が存在する真皮まで到達してしまうので、毛母細胞やバルジ領域が損傷される恐れがあり、抜け毛・薄毛の原因になりかねないと言われています。

毛包の小型化が進みます

夏の頭皮の日焼け

紫外線の影響で毛母細胞にダメージを与えます
髪を作る場所の毛包が小さくなります!
小さな毛包では栄養も少ししか届きません。太い毛を育てることが出来なくなります。

更に皮脂、汗が酸化します
頭皮から出た脂や汗が酸化して毛穴に詰まる事で、湿疹、かゆみ、頭皮トラブルの原因になり髪の成長に影響があります。

頭皮に直接太陽の光が当たりすぎると、皮膚の表面だけでなく、真皮層の深部までダメージが影響し、AGAなどのホルモンによる進行ではなく、日焼けをすることで薄毛に繋がる事があります。薄毛、抜け毛予防に日焼け対策は必須です。

日焼けによる抜け毛予防対策

春から夏にかけては紫外線が強くなります。日焼けをすると酸化という老化を促進させます。頭皮が酸化すると元気で太い髪を育てる事ができなくなりますので、簡単に直ぐ実行できる日焼けから頭皮を守る方法をご紹介しますね。

行動する時間帯を意識する

夏の頭皮の日焼け

太陽の光がガンガン降り注ぐ日中に外出をする事は控えましょう。
とっても単純な方法なのですが、日差しが強い日中の外出を避けることが、少しでも日焼けをしないで頭皮を守る手段!だと私は思います。

日差しが強い時間 朝10時~昼2時
この時間は最も日照りが強く、紫外線量が強い時間帯といっても過言ではありません。

私がおススメする時間帯は日の出~朝9時
日が昇り朝9時ぐらいまでの時間に太陽の光を浴びることは、体内リズムを整える作用があるため、とっても健康に良いとされています。その事で体内時計が整い、代謝機能を向上させることにつながります。
やる気UPにも繋がります。私も朝起きたらカーテンを開けて窓を開けて太陽の光を浴びる事を意識しています。(^^♪

日傘や帽子を使う

夏の紫外線対策

日傘や帽子を使う事は、直射日光を防ぐ非常に有効的な手段です。
UVカットを意識した時に日傘や帽子を選ぶ上で2つのポイントをお伝えしますね。

1色
濃い色ほど、太陽の紫外線をよりカットすることが出来ますので私のおススメは黒・赤・紺です。特に黒は紫外線を99%近くカットすることが出来る色と言われています。

 2つばの大きさ
つばの大きさも紫外線カットに関係しています。つばの大きさが大きいほど、紫外線をカットすることができますので、頭皮や髪だけを考えた場合は、そこまでの長さは必要ないかもしれませんが、お顔の日焼けなど気にする人は長いつばの帽子がおススメです。女優帽と言われている帽子もありますよね~。

UVカット用品の使用

スーパースカルプ川西池田店

・UVカットスプレー
髪は、紫外線を遮って頭皮を守ってくれていますが、分け目はどうしても日焼けしてしまいます。
髪の痛みと頭皮の保護の為にUVカットスプレーを使用して日焼けを防ぐ方法があります。最近ではスタイリング剤にも日焼け効果があるものも販売されている商品も多くみかけますので、外出に合わせて選ばれると良いと思います。

・飲む日焼け止め
飲む日焼け止めは100%紫外線をカットしてくれるわけではありませんが、日焼けした場合の炎症やダメージを抑えてくれる効果があります。

抗酸化作用やメラニンの抑制効果のある成分が含まれているものが殆どですので、頭皮だけでなく、お顔を含む全身に対しても効果的です。

水分とビタミンCを取る

スーパースカルプ川西池田店

 水分を摂る事で、紫外線によって奪われた皮膚の潤いを保ちます。頭皮が乾燥するとフケ、痒み、頭皮トラブルを招きますので、内側からの水分補給が大切です。
ビタミンCは人間の体内で作る事ができないので100人居たら100人に飲んで欲し栄養素と私は思っています。(^^)

ビタミンCの紫外線に対する効果をご紹介しますね。
*肌のターンオーバーを助ける
*シミシワを減らす
*メラニンの沈着を防ぐ
*乾燥予防

肌のターンオーバーを助けることで、日焼けによる炎症を軽減させることに繋がり、頭皮の健康を保つことに一役立ちます。
また、ビタミンCは水溶性ビタミンのため、尿や汗で排出されますので毎日摂取することが大事な栄養素です。

ビタミンCを飲んでも尿で排出されるから飲む意味がないのでは?と思われるかもしれませんが、尿から疲労物質や重金属などを排泄してくれる役目があるので問題はありません

※注意
朝ビタミンCを摂ると日焼けがしやすくなってしまいます。
ビタミンCに含まれるソラレンには紫外線の吸収を高めてしまう効果があるため、ビタミンCを取るタイミングは夜がベストです。又は1日を通してゆっくり少しずつ摂る事もおススメします。

ビタミンが豊富な食べ物
トマト、ブロッコリー、パプリカ、オレンジ、グレープフルーツ、レモン、イチゴ、キウイ、アセロラ

日差しは抜け毛予防効果が期待できる?

スーパースカルプ川西池田店

先ほどまでは日焼けが頭皮や髪に悪影響を与えている。そしてそれはとても危険ですよーとお話してきましたが実は太陽の光日差しは頭皮や身体にとって良い効果があるのです。

人は日光に当たると、ビタミンDが体内で生成されます。このビタミンDには、食べ物からのカルシウム吸収を高め、骨密度を保つ働きがあるのです。またそれだけでなく近年では様々ながんに対する予防効果があることも明らかになっています。

 そしてビタミンDは、骨密度や元気な髪を育てる毛母細胞の成長にも大きくかかわっているのです!これってすごく重要ですよね!

ビタミンDの生成をする為にどれくらい日光に当たるのがよいのか

日光がビタミンD生成にとっても重要ですが・・・シミや乾燥も気になるし直接日光には当たりたくないな~と感じる方も多いと思います。

 1日どの程度日差しを浴びれば、1日分のビタミンDの生成を担うことが出来るのか調べてみました。
夏場
木陰で約30分

冬場
顔や手などに1時間前後

こんな感じでいいの?と感じませんか~?(笑)そうです たったこれだけで良いのです。
涼しい木陰でのんびりするだけも気持ちよさそうですね~、日差しを上手に活用して健康維持に役立ててください。

私は時々近くの公園におにぎりと美味しいお茶を持参して、好きな曲を聞きながらのんびりする時間を取っています。
春は木陰にいると心地いい風で癒されます。

日差しに当たる体のメリット

・日差しはセロトニンの生成を促進し、気分を良くします。セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれ、うつ病や不安症の予防に役立ちます。育毛発毛にも重要です。

・睡眠を向上します
日差しを浴びる事で体内時計(サーカディアンリズム)を調整し、睡眠パターンを整えるのに役立ちます。朝の太陽光を浴びることは、夜のメラトニン生成を促進し、良質な睡眠を促します。良質な睡眠は髪の成長に重要です。

・血圧の低下
適度に日差しを浴びる事は血圧を下げる効果があると言われています。一酸化窒素が皮膚から放出され、血管を拡張させ血圧を低下させます。

・皮膚疾患の改善
日差しを浴びる事は一部の皮膚疾患の症状を改善する事があります。治療の一つとして紫外線治療などがあります。

最後に

日焼け対策をしながら適度に日差しを浴びましょう
いかがでしたか?今回は日焼け、紫外線を浴びる事が頭皮や髪にとても悪影響を与え薄毛、抜け毛の原因になるお話と同時に、逆に太陽の光はビタミンDを生成させ健康な体をつくるには欠かせない働きがあると言う事をお伝えしました。

これから暑い夏は太陽の光を直接浴びるのではなく、その時に応じて予防し、木陰でゆっくり心地良く日差しを感じる事を意識して楽しむのはいかがでしょうか。
いつまでも健康な頭皮、ハリのある髪を維持させていきましょう。

薄毛、抜け毛でお悩みのあなた。
まずはお試し体験でご自身の頭皮チェックから始めてみませんか?
発毛技能士の私が責任を持って担当させていただきます。
是非お気軽にご相談ください。
お待ちしています。

スーパースカルプ川西池田店佐々木彩子のプロフィール

スーパースカルプ川西池田店